サトウキビの一年(栽培日記byなんでもあり農園)
沖縄県では植え付けから収穫まで1年半、花を咲かせ株を大きくしてからの収穫ですが、静岡県・遠州地方の気候では冬を越せないため、3月に定植〜11月には収穫という約9ヶ月間の栽培になります。
現在、作付けているのは「沖縄種」のサトウキビで、霜を当てないように冬越しをさせれば、苗を定植してから5〜6年は同じ株を使えます。
収穫量は2〜3年目がピークで、その後は根がまわってしまうため1〜2割程度ずつ減ってゆきます。
11月初旬には高さ2〜3メートルにもなり、糖度検査を行ない糖度17〜18度くらいになったところで刈り取りに入ります。
ここでは、春に苗を定植した時の一年間の栽培日記を紹介します。
※収穫した株を使う時には、半月ほど早い管理となります。

12月初旬
種取リ用に、葉っぱだけ切ったサトウキビを穴を掘って埋めておく

2月下旬
埋めておいたサトウキビを掘り出す


一節ごとに切って、南向きに早苗ておく

3月中旬
芽が生きているのを確認しながら定植

5月初旬
芽が伸び始める頃


元肥(油粕・過燐酸石灰・有機化成)をおく


管理機で軽くかい付ける

5月中旬〜下旬
追肥(配合)をおく


管理機で強くかい付ける

6月下旬
梅雨の頃からぐんぐん伸び始める

7月初旬
草取りの毎日

7月下旬
梅雨明けの頃

8月初旬
だいぶ大きくなりました

8月下旬
この頃にはすでに1〜2メートル

9月初旬
2メートル以上になりました

9月初旬
この頃に台風が来ると最悪、こういう有様に・・・

10月中旬
収穫1ヶ月前、高さは2〜3メートルにもなる

11月初旬
糖度検査を行い、17〜18度程度あれば中旬から刈り取りに入る

11月下旬
シルバーの皆さんに手伝ってもらいながら収穫作業


機械で葉っぱを切り落とし、皮をむいてか12〜3本で結束して出荷

11月下旬
スポーツを超えた重労働
なんでもあり農園恒例、サトウキビ刈り取り体験

大勢の家族連れが参加

12月初旬
刈り取った株に葉っぱと皮を被せ、霜が当たらないようにして冬越しをする

なんでもあり農園通信vol.2

平成9年12月発行

よこすかしろの話

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